[石見神楽×ダンス]
『KUROZUKA』『IWATO』コンテンポラリーダンスと伝統芸能が交わる身体表現の“今”

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公演概要

2019年3月31日(日)
開場13:00/開演13:30

島根県芸術文化センター
「グラントワ」大ホール

アクセス

イントロダクション

石見発!「GF神楽(グラントワ・藤田・神楽)」!!
島根県西部で脈々と受け継がれる「石見神楽」。
豊かな表現力と舞の迫力は、今まさに芸能を継承する人々の熱気を感じ取ることができる誇るべき文化です。
このたびの公演では、石見神楽を受け継ぐ若者と、振付家・コンテンポラリーダンサーとして第一線で活躍する藤田善宏氏等5名のダンサーと、石見神楽の中でも人気の高い演目『黒塚』『岩戸』の創作共演作品をお届けします。
2017年初演で大好評を博した『岩戸』の再演、また『黒塚』は本公演での初演です。
代々継承されてきた石見の伝統芸能と新しい自由な発想の身体表現が融合したいわみ芸術劇場発信の新しい神楽の形「GF神楽(グラントワ・藤田・神楽)」をこの機会に是非ご観劇ください。

チケット情報

全席自由【前売】一般700円/会員・大学生以下500円

プレイガイド

チケットお問い合せ

島根県芸術文化センター「グラントワ」総合案内カウンター Tel.0856-31-1871

その他のお問い合せ

島根県芸術文化センター「グラントワ」 Tel.0856-31-1860

NEWS

MOVIE

企画展「芳年」関連プログラムとして開催した、芳年の浮世絵とコンテンポラリーダンス、地域の伝統芸能である石見神楽のコラボレーション。 この映像では、コラボレーション「岩戸」を紹介しています。
2017年1月22日 グラントワ小ホールにて

キャスト

出演

演出

藤田善宏

振付

藤田善宏/益田市石見神楽神和会 青年部


藤田 善宏(ふじた よしひろ)

藤田 善宏

振付家・演出家・ダンサー・デザイナー。パフォーマンスユニットCAT-A-TAC (キャットアタック)主宰。ダンスカンパニー コンドルズ メンバー。福井県出身。平成29年度文化庁芸術祭舞踊部門新人賞受賞。福井しあわせ元気国体開会式典演技振付総合監修。群馬大学非常勤講師。小栗旬や加藤シゲアキ主演舞台への振付やステージング、今井翼・桐山照史主演舞台やNODA・MAPへの出演など、MV、CM、舞台作品他、振付出演多数。「からだを使った遊び」を通して、健全な心と身体を育む活動に取り組み、世代を超えたコミュニケーションツールとなり得る事を目指している。愛猫家。プロレス・仏像愛好家。メガネ・アンティーク収集家。

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益田市石見神楽神和会 青年部

石見神楽とは?
石見神楽とは

島根県西部の石見地方に古くから伝わる伝統芸能。元来、五穀豊穣に感謝し、毎年秋まつりに神職によって氏神に奉納されてきたが、近年では一年中石見各地で上演されている。明治以降は神職から一般庶民が神楽を担ってきた。この時期に従来の六調子から現在主流となっている速いテンポの八調子となった。軽快なお早しに合わせて、金糸銀糸を縫い込んだ豪華な衣装と表情豊かなお面をつけて舞い踊る。演目は「古事記」や「日本書紀」をベースにしたものなど約30種類。石見神楽は「神事」でありながらもエンターテインメント性が強く、ストーリーも明解なのが特徴。

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酒井大輝(さかい ひろき)

宮大学在籍時にコンテンポラリーダンスに触れダンスを始める。学生時のバスケ・弓道の的を射抜くという経験から"一点集中型舞踊"が得意。現在、運動療育士として子供に指導するかたわら、自身の創作活動やあまたの振付家の作品に出演する。主な出演作品にニヴァンテ『ライトな兄弟』(作・演出:藤田善宏)、風琴工房「Penalty killing」(作・演出:詩森ろば)など。ダンスや演劇など様々なジャンルで活動中。

宮本悠加(みやもと ゆうか)

宮城県出身。2017年『Mariage』よりCAT-A-TACの作品に参加。これまでに“累累”『イースト・サイド物語』や“ニヴァンテ”のパフォーマンスにも出演。鳥公園のアタマの中展『ヨブ呼んでるよ』(演出:三浦雨林)、隣屋『ハムレットマシーン』など、演劇作品にも多数出演。適切で濃密な身体のテクスチャーを探求し、活動している。猫好き、猫アレルギー。‬

関口奈々(せきぐち なな)

埼玉県出身。東京女子体育大学体育学部体育学科卒業。 同大学ダンス部に所属し、全日本高校大学ダンス・フェスティバルにて特別賞(14年、16年)受賞。青山学院女子短期大学での体育授業補佐を経て、現在は出身高校ダンス部のアシスタントコーチやダンスワークショップの助手を務める他、幅広いダンスジャンルで舞台作品に出演。CAT-A-TACでは累累『イースト・サイド物語』出演。

宮 悠介(みや ゆうすけ)

新潟県出身。新潟明訓高校で初の男子部員としてダンスを始める。全日本高校・大学ダンスフェスティバル(神戸)にて三度の全国優勝を経験。現在は筑波大学在学。平山素子に師事しながら梅田宏明、柿崎まりこ、近藤良平、中村蓉などの作品に参加。未だ見ぬ新たな表現を求めて活動中。

Credit

主催: 島根県・(公財)しまね文化振興財団(いわみ芸術劇場)
共催: 芸術文化とふれあう協議会
後援: 益田市石見神楽神和会
協力: CAT-A-TAC

演目データ

≪創作共演作品演目≫

【黒塚】

別名「安達ヶ原」「白狐」とも言う。奥州陸奥の国、那須野ヶ原の山中に老狐が住いをなし巧(たくみ)に化て従来人に害をなし生血を吸っていた。ある日、裕慶法印が剛力と共に道に迷い奥山深く入り込み、剛力は女人に化けた老狐に喰い殺されてしまう。法印は念力により逃れた。そこに、帝より老弧退治の詔を受けた三浦之介、上総之介の両勇が通りかかり老弧を退治する。民話を神楽化した珍しい神楽である。

【岩戸】

この神楽は、神楽の原点とも言われる神楽であり、事の始りは須佐之男命が、姉君天照皇大御神に身に余る悪事の末、 大御神は岩屋にこもられ世は一転の常闇となる。さて如何にして天照皇大御神を岩屋より出すかと、児屋根命、太玉命の御評定の結果、天の宇津女命に、面白おかしく踊らせ、 外が騒がしい為に様子を見ようと岩戸を少し開けられ、手力男命がすかさず岩戸を開け、天照皇大御神の御手を取り屋外につれ出し、世の中が明るくなったという神楽の演目です。 天の宇津女命のしなやかな舞い方と、手力男命の力強く荒々しい舞い方に加え、最後の笠の手の揃いの舞方も見ものである。

※当日は社中のみによる『塩祓』も行います。

演目情報・神楽写真提供:(一社)益田市観光協会